醜く、正直に

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ボンベとは何物か

スプラトゥーンで戦いはしない。「リプレイ機能」こそが(俺にとっては)ゲームの真髄だと気づいたから

私としては珍しく、ゲームの話を。

今月発売されたスプラトゥーンシリーズ最新作。

 

同居人たちは即購入し、その日から毎夜ゲームプレイ熱中する日が続いている。同じチームで戦えることが影響しているだろう。

 

それを毎日の生活で否応なく見せつけられるのがこの私である。ワイワイと二人が盛り上がっているのを横目に

「俺は3Dシューティングゲーム向いてないからなぁ」

と、心のなかで思うわけです。

 

そんなあるとき、どうしてもやりたい気持ちが抑えられなくなりました。その人のプレイが横暴すぎたのです。

「こんなプレイ状態なら、もしかしたら私のほうがうまくできるんじゃないか?」と思わせるほどに。

 

そしてやってみるのですが、まあそこそこはできるんですよ。初代が出た5年前?にはある程度はやってたんで、致命的に操作が不慣れってわけではないんです。

そして、試合結果に不満が生じたわけでもなかった。

だが「息ができねぇ!」という問題があったんです。緊張してたんですね。

 

 

体にかける負荷が強すぎました。情報量もすごいです。常に360度、どこから敵が来るかわかりません。なおかつ(複雑なモードをしてたので)常に戦況を把握する必要もあり、頭が処理できる情報量をオーバーしていました。

 

(文字を書くモチベがかすれてきたのでここからは早足で…) 

僕がスプラトゥーンの「プレイ」に向いていないところ

・役に立てている実感がないだけで、不安でココロがガタガタ震え始める(比喩)

・完璧主義なので、なぜ負けたのか(勝ったのか)分からないと気が済まない。試合後は不安に…。

 

こいついっつも不安でビクビクしてんな!

 

とまあこんな感じで結局その場では1試合してその場をさりました。

 

翌日、それでもスプラトゥーンのことが頭から離れませんでした。大きな問いが私の中に芽生えていたのです。

 

◆「慣れるとは何なのか」

結局の所、試合中つねに気を張っていなければならないのはいろんなことが分からないからです。

・「どの部分の情報に注目すればいい」のか

・「どこにさえ気を配っておけばそんなに大きな失敗は起きない」のか

・そして、それらは「いつ」か

 

などのことが、〈経験を積んでないこと〉で起きることだと思います。

闇雲に緊張を強いられ、集中力を極度に消費させていくことでしょう。

経験を積み重ねることで、どこが必要でどこが必要ないか。それらはいつ必要なのか。学習のうちに最適化されていくのです。絞られていくのです。

 

でここからがようやく本題(もう帰りたい…)

 

◆神視点で戦況把握の愉悦に浸ろう!新機能「メモリープレイヤー(リプレイ機能)」

今作(スプラトゥーン3)から追加された新機能があります。

それは「メモリープレイヤー」機能です。

この機能は自分が体験した試合をいろんな視点から見返すことができる機能で、何度でも見返せます。

試合毎に、試合参加者(4vs4=8人)分の行動が記録され、それを試合が終わったあとにREPLAYモードにて見返すことができるんです。

それぞれ8人分の視点とフィールド全体を定点俯瞰した構図が有り、シームレスに視点が切り替えられます。

各プレイヤーの視点については、ネットの向こう側の対戦相手のスクリーンに映っている画面と全く同じ画面で、まるで相手の家にお邪魔してプレイの状況を後ろから見るのと同じ感覚で見ることができます。(すごい!)

 

将棋の感想戦*1とにているかもしれません。過去の試合を再現して考察を組み交わしたりするような。

(…なんかタイトル戦とかの時、ロビー的なところで中継を見ながら、将棋ファンの方々が楽しそうに顎に手を当てながらやられている状況が浮かびますわ〜)

 

これがマジでおすすめなんです!これさえあれば、僕はもう試合参加は要りません!

そう、試合中のどの視点にも立てる〈神の視点〉こそが一番面白いと感じる特異な性格だからです。

 

そして、これの何が良いって…

・操作がうまくいかないことに悲しむ必要がない

・何が起きたら 勝つのか・負けるのか を永遠に観察し続けられる

 

そして、これは人生にも応用できる発見でした(話がでかいよ)

 

次回へ続く…(あれ、もしかしてスプラトゥーン近郊にいない人にはこれこそが一番需要な部分だったのでは?)

 

参考文献

スプラトゥーンは追い込み漁」

・リオラch-スプラ解説- 氏

『【これ1本】100%ガチマッチの勝率が上がる立ち回り解説!【スプラトゥーン2】』https://youtu.be/RDVGIBI3s7Y

↑戦況把握の指標となる動画。同居人に紹介してもらった。彼女いわく「数年このゲームをやり続けてきたが、私は勝ち方の基本を知らなかったみたい」とのこと。

 

*1:かんそう‐せん…

囲碁や将棋で、対局終了後に互いの打ち方・指し手を振り返り、研究・検討すること。 デジタル大辞泉