昨日の僕には戻れない
そう思ったのは今日の夕暮れ
日が沈む
苦しみが止まる合図までもうすぐ
喧嘩ばかりのアイツとも
別れの挨拶交わそうか
先に旅立った二人の影を追って
ゆっくりゆっくり沈んでゆく
足の裏がへたってきた
まっすぐ歩けない
それでも問題はない
どこにたどり着く必要もなくなったのだ
あ〜 やっと
あ〜 やっと
やっとこさ歩いて来た道はゆっくり元に戻っていく
私の影を忘れるように
見ず知らずの土地に戻ってゆく
帰り支度を済ませたあとは
ひっそりワタシを包むだけ
( 呼吸器のエラー
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