昭和はまだ終わらない。平成を塗り重ねても、令和のメッキをつけても、あなたが継承しているのは、未だ竹刀と旗を甘く塗り替えた昭和の魂かもしれない。
残酷さはありありとこの目に映ってしまうわけで。
無力さは母に対しても感じる。
若いほうが救いがある、生まれ変わるって自己破壊だ。人から言われてやれるようなもんじゃない。
俺が布団から飛び起きて、階段をタッタカ降りて挨拶しに行きたくなる世界はえらくとぉくに。
まだ直視しない世代か、ぼくら。
……
…………
鬱蒼と茂るジャングル。竹槍と海老筒。
敗戦後も終わることのなかった死の恐怖。玉音放送の後にまだ響き続けるライフルの音。次々聞こえなくなる仲間の声。
彼は、権力者の圧力殺処分から戦い抜いて、生き延びてこれたからこそ、わたしたちの前に表れられた。(1972年)。
客寄せパンダの裏側から、はみ出る強烈な違和感。
戦争は終わっていません。地下で処分されています。みんな信じたくありません。テレビの言うことが正しいです。
(僕:戦争を乗り越えるとはなんだろうか)
( 戦争に付き従ってしまう以外の方法なんてないじゃん…って言わずに済む方法ってなんだろうか)
「言えない言葉なんて無い」と言いなさい。これが本当の気持ちだろ?そうでしょう?
言えないなら口をつぐんでいろ。沈黙に伏しなさい。諦めるまで。受け入れるまで。みんなはもう受け入れているよ。個人で引き受けてくれている。
壊そうとするな、この栄華を。経済の成長を止めるな。お前のわがままに付き合っていられない。誰のための社会制度だと思っている?
お前は国民と名乗れるほどの努力をしたと言えるのか? 恥じらわずに地域住民の前で言えるのかァ?!
………………
100万を越える横井庄一へ。今はまだ「ひきこもり」という名付けに甘んじている人たちへ。
今でも日の下は、処理戦禍かもしれないわ。
または、軟禁、幽閉、閉鎖病棟、ガッチャン部屋。
君たちの声が、存在が…
虚栄を謳歌し続ける「ショー」の執行者たちには、都合が悪いんだよ。そこで黙ってうずくまっててくれないか。
君たちの居場所があるとすれば、聞き分けのいい「被支援者」としてだけだ。
くれぐれもプラカードを掲げたりなんかすることは許されないからな。
「かわいそうな人たち」として存在することだけ、許してやる。肝に銘じろ。お前たちは「下」だ。
従順にしておけ。人生の終わりまで。
この夢を終わらせてはならないのだ。
[横井さんという象徴関連]
カルテに真実…残留日本兵・横井庄一さんのジャングル生活28年が終わった瞬間(中部日本放送ネット)
https://hicbc.com/tv/hazukashinagara/column06/
帰還兵の戦後 恥じ入るべきは誰なのか(信濃毎日新聞デジタル
)
https://www.shinmai.co.jp/feature/ayashiitv/2021/11/post-94.html